RIDE THE SKY

ゆるい大学生活と熱きヘヴィ・メタル魂を綴っていくブログ

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Amorphisの新譜【Skyforger】のレビュー

先日、待ちに待ったAmorphisの新譜【Skyforger】が発売されました。

amorphis


先週発売されたStratovariusのジャケは素晴らしいものでしたが、
こちらのジャケもまた最高です。綺麗すぎる!!


Amorphisの作品には駄作が存在しませんが、特にVo.交代後の二作の出来が凄まじかったこともあり、
当然期待が高まります。ジャケの素晴らしさを見て、これは傑作でなければ嘘だ! とも思いました。


そして、彼らは期待を裏切らなかった……


まさかの名作三連発!!


これは、イイ!!
なんといっても、捨て曲が存在しません。
(正直、Stratovariusの新譜よりもさらに完成度が高いと思います)


今作の作風としては、前作・前々作の雰囲気に中期の要素をプラスした感じ。
これまでのAmorphisの集大成、といったら大げさでしょうか^^

即効性の高い曲やスルメな曲のバランスが良く、何度聴いても全く飽きることがありません。
パンチの強さ(即効性)を度外視すれば、完成度は前作・前々作に勝るとも劣らないかと。
(つまり、今作は全体的にスルメ盤だといえるかもしれません)


歌詞もイイ感じです。こういう伝説モノをベースにしたものって好きなんですよ。
カレワラも読んでみようかな。Wikipediaであらすじを読んだ限りではかなり面白そうだし。




それでは、曲単位での感想を。



1.Sampo(M:Santeri Kallio/L:Pekka Kainulainen)

一曲目からAmorphis節前回の、泣き泣きな曲!!
物悲しいピアノの旋律を聴いて、早くも今作が名盤だと確信しました。
どうしたらこんなに哀愁に満ちたリフが書けるのでしょうか。
そして、サビもまたリフ、歌メロともに絶品。特にリフなんか哀愁の極みです。
中間部では、ピアノとフルート(?)の音色以外のオケが全て消えるパートがありますが、
ここでは激しく涙腺を刺激されざるをえません。
さらに、最後のデスパート。これは静と動を極限まで極めた彼らならではですね。
その後に来るのは、中期で培ったというべきメロ。
いやあ、本当に一曲目からやってくれました。

ちなみにサンポとは、カレワラに登場する道具のことです。
本作のテーマである鍛冶屋イルマリネンが作り出した幸福を作り出す機械で、
それが一体何なのかは記されていないそうです。


2.Silver Bride(M:Esa Holopainen/L:Pekka Kainulainen)

シングルカットされた曲ですね。
本国(フィンランド)のナショナルチャートでは一位を獲得したそうです。
それも当然と思えるくらいハイクオリティな曲に仕上がっています。

この曲の魅力はなんといってもリフでしょう。
一回聴けば絶対忘れられません。
また歌メロも素晴らしいと思います。
やっぱりトミ・ヨーツセンが歌うと哀愁度が3割増しになりますね。
最後に音程が上がってデス声になるのも個人的にかなりツボでした。
……うーん、やっぱ名リフだわ、コレ。

この曲で歌われているのは、イルマリネンが打ち出した黄金の花嫁。
彼は愛する妻を暴れん坊・クッレルヴォ(読みにくいですね)に殺され、
代わりにと黄金で花嫁を鋳造するのですが、話しかけても反応が無く、
抱いて寝たら冷たかった、という話です。
いかにもAmorphisの哀愁漂う音楽性にマッチしそうな物語ですよね。


3.From The Heaven Of My Heart(M:Santeri Kallio/L:Pekka Kainulainen)

個人的にですが、この曲はアルバム一の名曲だと思います。
曲の頭から炸裂する、哀愁度MAXのピアノの旋律。
そしてそれに重なるリフ。
これぞトミ・ヨーツセン期Amorphisの真骨頂というべきでしょう。
といいますか、この曲はヨーツセン期で一番好きかも。

サビメロではヨーツセンのヴォーカルが控えめにミックスされていますが、
これがまた哀愁感溢れるリフとマッチして凄い事になってるんです。
そしてソロもまた絶品。ここでは静と動のうち、動の働きをしているかと。
こういう凄い曲を聴くと、やっぱり彼らは天才なんだなぁと思ってしまいます。
それに、近年のメタルシーンってのも、本当に捨てたもんじゃないんだなぁ、と。

歌詞のテーマは、イルマリネンが異国の地ポホヨラに飛ばされるシーン。
英雄ワイナモイネンは嫁探しにポホヨラに出かけるのですが、
自分の国カレワラへの帰り道をポホヨラの女主人ロウヒに尋ねたところ
「私のためにサンポを作るなら、国へ帰しうちの娘を嫁にやる」
といったそうです。それに対しワイナモイネンは
「私にサンポは作れないが、イルマリネンならば鋳造できるだろう」
といい、彼はイルマリネンを騙してポホヨラに送ってしまいます。
(この後、ひと悶着の末イルマリネンはサンポを鋳造する)
このときワイナモイネンは、イルマリネンをハメるために大きな木を歌いだしたのですが、
おそらくジャケットの大木はそれを描いたものでしょう。


4.Sky Is Mine(M:Santeri Kallio/L:Pekka Kainulainen)

中期以降のAmorphisには珍しい疾走曲です。
哀愁曲の後にこのような疾走曲をおくというのは、個人的にかなり好みです。
それに彼らの作る疾走曲なのですからただの疾走曲になるはずもなく、
静と動の対比がハッキリと打ち出されています。
中間部では、中期の要素を盛り込んだメロディが含まれています。
そしてなんと最後にはツーバスドコドコなパートもあります。

冒頭から繰り返されるリフも非常に印象的ですね。
まさに疾走曲にマッチしたリフです。

ちなみにイルマリネンは天空の神といわれるそうです。
Sky Is Mineというのは、天の覆いを打ち出した彼ならではの題といえるでしょう。


5.Majestic Beast(M:Esa Holopainen/L:Pekka Kainulainen)

ほぼ全編デス・ヴォイスなメロデス曲。
曲調としては、前々作収録のPerkeleに似ています。
疾走曲の後に配置されているところから考えても、明らかにPerkeleを意識しているでしょう。

デスパートの雰囲気は非常に不気味です。
まるで彼に今後降りかかる不吉な運命を暗示しているかのよう。
しかしサビメロでは一転して哀愁パートに変化します。
ここがAmorphisを他の凡百なメロデス・バンドと一線を画している所以といえるでしょう。
(というか、個人的にAmorphisはメロデス・バンドではないと思うのですが)
やっぱりトミ・ヨーツセンはデス・ヴォイスも上手いですね。
「まるで彼の中に二人のシンガーがいるようだ」とは確かエサ・ホロパイネンの談だったと思いますが、
まさしくその通りだと思います。

この曲では、イルマリネンがポホヨラの娘と結婚する条件としてロウヒから課された難題を
彼がその娘の助言を得て順調にこなしていく場面が歌われています。
そして、全ての難題をこなした彼はその娘と結婚と結婚することになります。

将来、その娘が殺されてしまうことも知らずに……


6.My Sun(M:Tomi Koivusaari/L:Pekka Kainulainen)

イントロのピアノが慟哭を誘う哀愁曲。
サビメロ以外はちょっと地味ですが、サビで一気に盛り上がります。
まさに哀愁タップリ。歌詞と照らし合わせると、その儚さは3割増しになります。

My Sunとは、イルマリネンの妻のことです。
そしてこの曲は、彼女との生活を描いたいわゆるノロケ曲。
しかし彼らの今後の運命を考えると、とたんにこれは寂寥感に変わります。
イルマリネンとその妻は、与えられたほんの束の間の幸せを噛み締めているのです。
そしてその生活は、唐突な終わりを迎えます。


7.Highest Star(M:Esa Holopainen/L:Pekka Kainulainen)

イントロのフルート(なのでしょうか?)から早くも名曲決定です。
トミ・ヨーツセンも、非常に優しい歌い方で曲を盛り上げていきます。
そしてサビでは一気に爆発します。なんという「静と動」でしょうか。
ここでのリフもいい感じですね。
最後のテンポ・アップで一気に盛り上がりを見せます。
つくづく、彼らは曲作りが上手いなぁと思ってしまいます。

曲のテーマは、イルマリネンによる天の鋳造でしょうか。
彼はカレワラの中では人間として語られているようですが、
このようなエピソードを見る限りでは神としての側面も持っているようです。

余談ですが、この曲のタイトルを見てDeep Purpleの某曲を思い浮かべてしまったのは俺だけでしょうか(笑)


8.Skyforger(M:Esa Holopainen/L/Pekka Kainulainen)

このアルバムのタイトル曲となります。
(それにしては、他の曲と比べて地味な気がしますが)
何度もいうことですが、イントロがこれまた哀愁タップリ。
ギターは割と地味ですが、その分ヨーツセンのヴォーカルが際立っているといえましょう。
本当に、彼の力強い声には引き込まれるものがあります。
中期の涅槃的境地を経て、曲調が変化。ここからデスパートに突入します。
こうしてみると、この曲は進むにつれどんどん盛り上がっていく曲だと感じられますね。

ちなみにSkyforgerとは「天空の鍛冶屋」という意味。
それはすなわち、本作の主人公・イルマリネンを表します。


9.Course Of Fate(M:Santeri Kallio/L:Pekka Kainulainen)

イントロから最高です。さて、これをいうのは何回目でしょうか……(笑)
その後は、ヨーツセンの哀愁タップリの歌メロに酔いしれることになります。
うーん、やっぱり彼の深みのある声は何度聴いてもいいなぁ。
サビでは彼の歌メロにプラスして、これまた哀愁タップリのリフが重なって相乗効果が生まれます。
ソロでも哀愁タップリ。つまり、この曲は全編において哀愁に満ち溢れているのです。
もうそれしか言い様がないです。
あぁ、いいリフだなぁ。

この曲では、イルマリネンの愛しの妻が殺されます。
それがこの曲が過剰なまでに哀愁を帯びている理由です。
歌詞を読んでみてください。
最初は

She wakes besides me.
She stands by me.
She stares at our sky.
She lives our lives.


となっていますが、最後は

She woke besides me.
She stood by me.
She stared at our sky.
And lived our life.


となっています。つまり、現在形から過去形になっているのです。
単純な表現ですが、だからこそかけがえの無いものを失った彼の気持ちが浮き彫りになっているのだと思います。


10.From Earth I Rose(M:Tomi Joutsen/L:Pekka Kainulainen)

最後の曲です。
冒頭からいきなり疾走し、デスヴォイスまで披露しますが、その後はいたってオーソドックスなミドル・テンポ曲です。
やっぱり彼らの作り出すリフはいいですね。
長く複雑で、それでいて歌メロにも程よく絡み、さらに哀愁タップリ。
それが(初期および現在の)AmorphisがAmorphisたる所以なのでしょう。
途中からはデスヴォイスが炸裂します。
しかし、哀愁溢れるリフにデスヴォイスは反則でしょう。最高です。
でも「やりすぎ」には決してならない。そのバランスが素晴らしいと思います。
途中からは転調して、中期を思わせるメロディに移行します。
この切り替えがまた見事ですね。







曲の感想は以上です。
いやあ、しかし凄い作品を作ってきたものです。
それもこれ一枚に限った事ではなく、クオリティを決して下げることなく
何枚もアルバムをリリースしているところには感嘆します。

ただ一つ気になったところは、曲ごとのストーリーの時系列がバラバラなところでしょうか。
まあ確かに曲調的にはこの並びがベストだとは思いますが……
もうちょっと頑張れば、立派なコンセプト・アルバムになったと思います。

そうはいっても、素晴らしい作品に変わりはありません。
ここまで連続して名作が続くと、次作の出来が気になってしまいますね。

ああ、来日はまだかなぁ? 来たら絶対行きますよ^^



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スキー好きー/Elegy

高校二年生の時のクラスメート達総勢27人と共にスキー旅行に行って来ました。

ウチの学校(正確にはその本元の大学)が建てた宿舎に泊まれたので、

費用はかなり安く済んでお財布が助かってたり(笑)

2泊3日で、とても楽しいひと時を過ごせました。


スキーは三年ぶりだったので、かなりのブランクを感じました。

なんというか、体が動かないのですよ(笑)

特にコブの斜面とか死にました。

ムスカ大佐「見ろ、足が棒のようだ!!」


ski1



それにしても、久々な為かスキー特有のスピード感が怖いのなんの。

ジャンプ台の前とかで加速するとき、うっかり速くしすぎて

「I'm a Highway Staaaaaaaaaaaaaaaaar!!!!!!!」

と叫んで怖さを紛らわしました。周囲に人はいなかったから無問題(ぉ

まあ見られたら見られたで

「そうです、私が変なおじさんです」

と言えば大丈夫…… なわけないね、うん(笑)


今回の旅行では、卒業前にはあまり話せなかった人達とも沢山話せた事が嬉しかったです。

来年も行くようなので、今から楽しみです(>_<)b


ski2



P.S.タイトルに関しては心から反省しております。





今回の選曲は、フィンランドのバンド【Amorphis】で【Elegy】です。


タイトル通り、まさにELEGY(哀歌)。

泣きまくりの曲調は、俺にとって果てしなくツボでした。

特に中間のデス部分。

ここ反則ですよね。どうしたらこんなメロディが浮かんでくるんだろう。


この曲に限らず、Elegyアルバム収録の全ての曲の歌詞は

フィンランド土着の叙情詩である『カレワラ』から引用しているようですね。

機会があったらぜひ読んでみたいです。もちろんAmorphisを聴きながら\m/


スキーに行った事は上にも書いていますが、雪景色を眺めながらこの曲を聴くと

もう最高に感動することができました。







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